やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学 (ハイディ・グラント・ハルバーソン)2017
第一章
・目標に具体性を与える 5キロやせる、100億円稼ぐ
・目標達成のために「やるべきこと」を具体化する
・どうなったら「目標を達成した」といえるかを考える
・メンタル・コントラストで成功確率を高める 目標達成への障害となるものは何か
第二章
・if-thenプランニング(こうなったらこうする) 食後に英単語やる
第三章
・目標までの距離を意識する フィードバックをとる。日々どれだけ進歩したのかを確認する 株でいくら稼いだか数える
・目標までの距離が把握できないなら、今の自分とのギャップを意識することはできない。上級者ほどフィードバックは頻繁に。未熟な人があまり頻繁にチェックすると混乱する可能性がある。
・これから思考〇(これからやるべきことを意識することでモチベーションが高まる。) これまで思考△(早い段階で達成感をもつため、気が緩んでしまう)
第四章 現実的楽観主義者になる
・「望むことは簡単にできる」、「ほしいものは簡単に手に入る」と考えると失敗の確率が高まる
・非現実的な楽観主義では目標を達成できない
・「目標は達成できる」と信じる「目標は簡単に達成できる」と考えることは違う
・「現実的な楽観主義者」とは「成功を望み、それに相応しい努力をする人」。つまり詳細なプランを立てて、正しい戦略を練り、成功をつかむまでへこたれずに努力する人。彼らは「目標を達成するには、相応の困難を切り抜けねばならない」と最初から思っている人。
・「現実的な楽観主義者」は、就活ではより多くの会社に履歴書を送り、婚活では、より多くの候補者にアプローチし、手術後のリハビリには、より辛抱強く取り組む傾向がある
・「成功するのはたいへんだ」と思っている人は「最善の努力をしなければならない」と考えるので、大きな成功をつかむことができる。彼らは惜しみなく努力し、問題が起きることを予見し、対処方法を計画し、いざ問題が起きたら粘り強くことに当たる。
・「自分の望むことしか起こらない」と考える非現実的な楽観主義者は、成功への道に転がるさまざまな障害や困難を考えにいれることができない。その結果深く考えずに危ない賭けに出てしまう
・どうやったら「現実的な楽観主義者」になれるのか。まずは「自分の前に横たわる課題や困難から逃げないで、しっかり見つめること」そして「課題や困難がどの程度のものなのかを検討すること」。成功をビジュアリゼーションすだけでなく、成功するまでのステップと取るべき行動をビジュアリゼーションする
第五章 「成長すること」に集中する
・「自分には成功する力がある」と信じることと同じくらい大切なことがある。それは「今はできなくでも、できるようになる」と信じることである。
・能力は伸ばすことができる
・目標を設定するときは「今、何ができるのか」ではなく「これから、何ができるようになりたいか」を考えるようにしてください
・目標は、自分の能力を証明するためにあるのではなく、自分を向上させるためにこそある、と考えるようにしてください
・焦らず、完璧主義者にならないようにする。物事のコツをつかむには時間が必要だということを知ってください。最初は失敗するかもしれませんが、それも当然のことだと思ってください。
第六章 「やり抜く力」をもつ
・失敗したときに、「固定的知能観」を持つ人は「うまくいかないのは自分に能力がないせいだ」と考える。「拡張的知能観」を持つ人は「努力不足だった」「戦略を間違えた」「プランを練らなかった」など、自分の努力や行動の結果だと考える。
・次に「私には無理だ」と言いたくなったらこう言い換えましょう。「今の私にはまだ無理だ」
第八章 自分を追い込まない
・どんな目標でも、達成するには多くの誘惑に打ち勝つことが必要です。私たちが「やりたい」と思うことは、多くの場合目標達成のために「すべき」こととは正反対のことだからです。