「成功曲線」を描こう。 夢をかなえる仕事のヒント (石原 明 )

・三日坊主は決して悪いことではありません。三日坊主が悪かったのは五日目にもう1回やろうとしなかったからです。三日坊主を1年間やると大変な成果が上がります。1年間の四分の三の期間努力したということかだからです。

 

できないかもしれない、しかし、どうしてもやりたいという目標を見つけることは重要です。そうすれば、努力しようとやる気が出てくる。すると不思議なことに、達成できてしまうことが頻出します

 

・自分には能力がないと思いながらも、頑張ればできる。なので、一生懸命頑張った人は「どう考えてもこういうふうにしか思いにくい」という、ある地点に到達します。またこの時こそ、その人が育った環境でみにつけてきた「自分には能力がない」といった見えない枠を壊して外にはばたく時でもあるのですが、その気持ちこそが「無理だと思ったことでも頑張れば達成出来る。どう考えてもそういうことをやっていける能力が、自分にあるとしか思えない」という思いなのです。

 

人間は、あきらめてさえいなければ、ほとんどのことが実現可能です。あなたにも思い当たることがきっとあるはずです。できなかったと思っていることは実は諦めてしまったことではありませんか。どうしてもあきらめられない。だから一生懸命に取り組んでみる。すると、できないと思っていたことでもできてしまう。そんなことです。

 

・、、、そして、自分には無限の能力があるということに気づきます。自分には無限の能力があるーーこれこそ、人が人として生まれてきて知る最高の喜びでもあります。

 

・成功するかどうかは、あなた自身の問題です。みなさんの内には素晴らしい能力があります。だから、その能力を使えばいろいろなことが可能で、これまではただそれに気が付かなかっただけなのです。これまでは、成功するには誰かが何かをしてくれると思っていませんでしたか。偶然チャンスが来ると考えていませんでしたか。どうやっても成功するわけがないと、最初からあきらめていたのではありませんか。多くの人が、育った段階で努力をしても無理だと何となく考え、チャレンジしようともせずに、わびしい人生をドボドボと歩んでいきます。ところがあなたはすでに知ってしまいました。あなたの中には豊かな能力があって、自分が頑張りさえすれば必ず成功するのだ、ということを。

 

「やらなければならない」と自分を追い込んで生きている人は、「こうなったらいいな、ああなったら嬉しい」と思って行動した方が、より自分の能力を引き出せることを知らないのです

 

・「それから、目の前の事柄を早く成果としたいと思ったら、今すぐ思いつくことを全部リストアップしてみてください。目の前の可能性を書き出すのです。終えたことを消しながら、行動したことで次に生まれた可能性を新たに書いていってください。とにかく、思いつくことを全部書き出します

 

成功を収めるタイプには、せっかちな性格の人が多いようです。みなさん一様に、思いついたことを即刻行動に移します

 

目標達成はジグゾーパズルを完成させる過程に似ています。それも何千ピースといった非常に骨が折れそうなパズルです。始める前は「こんなのできるのかなぁ」と思ってしまいます。

 ところがやり出してみると、面白くなってどんどん先に進んでいくのです。一個一個はめていけば次にどこを埋めれば良いかの可能性がどんどん見えてくるからです。

 さらに、パズルは何人かで取り組むとより早く出来上がります。

 こう考えてみると、ジグゾーパズルはビジネス、人間関係、そして目標達成と言った人生におけるあらゆる事柄の縮図なのです

 

・実は「"成功曲線を描こう"」とは、人生サイズで(長期的に見て)という意味を含んでいます。あなたの目標ひとつひとつが積み重なって人生の"成功曲線"となって、上昇した時に素晴らしい人生が訪れるということなのです。

 

・成功した人は、必ずある時期にこのことに気づき、長期的なプランを立てて人生をスタートさせています。

 最も重要なのは、長期的なことを意識しながら「今何をするか」を、常に考えることです。10年後といった先のことを意識しながら、今年は何をするかを明確に考えた人が成功するのです。

 15年をひとつの目安に考えてみる

 

・先々の夢を描きながら、目の前にある「やらなければならない」具体的な目標に打ち込むこと。

 

・目標は感情的に持つこと。しかし、達成されるプランは理性的に立てること。

 

・目標と雑事の割合は7対3が理想

 

・今日の行動に集中力することは、今週の目標を達成させるための行動です。今週の目標達成を努力するということは今月の今月の目標に向かって努力することは今年の、そして今年の問題を達せいさせることは3年先、5年先の長期の目標の達成へとつながっています。

 イメージしてほしいのは、この日々の行動が引き金となって、"行動すれば次の現実"の通り、新しい可能性がスケジュールに加わっていくことです。

 

・結果は数字でチェック

 自らが立てて実行した目標を、そのつどきちんと評価することが大切です。行ったことの成果は、客観的に表示されなければなりません。決して、気分とか頑張ったからというだけで、評価を下してはいけないのです。その頑張った結果が、具体的にわかりやすい形で跳ね返ってくるようなチェック体制を確立しましょう。

 問題は自分の望むような成果となって現れているかどうか、です。成果が上がっていなければ、いくら忙しくてもそこには何らかの改善が必要です。

 確かに目標よっては数量化しにくいものもありますが、グラフでもなんでも工夫しましょう。

 

「…それは、時間経営が本当に上手な人は感情のコントロールができる、ということです。予定を詰めていくと、非常に忙しい状態になります。この多忙なスケジュールから感情をすべて抜いた時がタイムマネジメントを体得した瞬間なのです。

 本当に忙しい人ほど、案外リラックスしていてゆったりしているように見えるもの。それは、いろいろなトラブルや突発的な出来事が起きても、いちいち感情的にならないでいられるからです。

 彼らは起こったことに心をとらわれたりはしません。

 その瞬間に、ではどうすれば良いかを考えて、最善の行動を取ろうという習慣が身についているのです。

 目標とするところは少々高いのですが、このレベルなのだということを知っておいてください

 

・考えてみてください。これから頑張ったら実際何が起こるのかは、誰にもわからないのです。そうであるのなら、様々な目標を描いてみましょう。そして、自分に制限を設けないであれもしたいこれもしたいと、将来の目標をどんどん描いてみるのです。

 思考が未来型になっている人は、いろいろなものを取り入れようとしているので、こうした"見えない枠"がどんどんなくなっていきます。

 そしてどんどん成功していく、という傾向にあるのです

 

・…ところが、頑張ってさらに先へ進んでいくうちに、常に新しい情報をどんどん入れ続けていないと、このやる気が失速してしぼんでしまうという事態が生じます

 

・まず、目標設定について思い出してみてください。将来の目標と現実的な目標をバランスよく立てる、ということです。

 将来の目標はトップダウンで立てます。こうなったらいいなと思えるような、ワクワクするような大きな目標です。その目標を手に入れるために、現実的な目標をボトムアップで立てます。

 どうしたら早く達成するかというと"行動すれば次の現実"と考えて、目の前の可能性を追いかけていく。そうです、これを思い出してもらいたいと思います。

 つまり、目標には二種類あるということです。

 ひとつはこうしたい、こうなりたいという将来の目標です。

 もうひとつが、それに向かって取り組まなければならない現実的、具体的な目標です。

 そして、まず取りかかる順番としては、目の前のやらなければならない目標からということになります。この順番を間違えると大変なことになってしまうので気をつけましょう。

 やるべき事をみな終えて、やりたいことだらけになった人の人生は、本当に充実したものになるはずです。だからこそ、この順番がとても大切なのです。

 ところで、ここで問題です。まずやらなければいけないことは「努力」だという点です。

 実はほとんどの人が、この「目の前の努力を積み重ねる」ことをなかなかクリアできないのが現実なのです。毎日努力しなければいけないということは、やはり根気がいるし、大きな負担だからです。

 実は、成功した人は、「この努力こそが楽しい」というバランスに置き換えて行動していたのです。

 

・成功した人は、目の前の努力を積み重ねながら、同時に目標が達成した時の可能性もどんどん増やしていっています。

 どのくらいの数がよいかというと、最低300個以上の可能性を書き出しておいた方が、楽しい人生になると思ってください。

 なるべくあれもやりたい、これもやりたいと思いつくままに増やしていってください

 

目標の達成には、かなり時間がかかります。それは、どのようか目標も"成功曲線"を描くから

 

・描くこと、アファメーションすること、そして行動し続けることを決して止めてはいけません。

 描くことは、行動してこそ力を発揮します。

 何ら具体的な行動を起こさないまはま、描いていてもダメです。

 あなたが一生懸命に行動を積み重ねているのであれば、描くことを絶対に怠らないでください。描くことはたいへんな威力を発揮するからです。